測量業務

公共測量を通じて、社会基盤整備のお手伝いをこれからも続けます。

 公共測量というのは、測量に要する費用の全部、または一部を国・公共団体が負担・補助して実施する測量のことをいいます (測量法第5条)。たとえば、 公共工事で新しく道路を整備するには、 現況の道路や水路等との取り付けを考慮しながら道路の線形、構造、縦・横断の勾配等を決めて、必要な用地を確保しなくてはなりません。道路整備には、①測量 ・ 設計の基準となる基準点測量 ②基準点から現況の平面を図化する現地測量 ③道路の線形等を決める路線測量 ④道路の設計を基づく用地測量 といった一連の測量が 厳しい精度管理のもと行われます。

対応業務

  • 基準点・水準点測量、現地測量、路線測量、用地測量
  • 実機及び無人航空機による空中写真、レーザー測量
  • 地上型三次元レーザースキャナ計測
  • 写真による三次元点群データ処理、図化

埋蔵文化財業務

文化財事業のお手伝いで、 社会貢献型企業を実現します。

 これまで国・県・市は、 いにしえの先人たちが遺した文化財価値を評価して指定、その保護・保存を担保してきました。 近年、 文化財を取り巻く環境は、 従来の保護・保存のみならず文化財価値を総合的に整備・活用し、地域の歴史的魅力特色を発信して、 地域の活性化を図ることを目的とした大きな視点に立った新たなムーブメントが起こっています。文化庁の認定する「日本文化遺産」や世界規模では、世界遺産委員会の認定する「世界文化遺産」です。 文化財に対する人々の関心も高まっています。
 そんな中、弊社は測量技術を転用・応用・発展させて文化財事業に取り組んでいます。たとえば、 貴重な文化財にダメージやストレスを与えないで正確な形状データを得るにはどうすればよいか。弊社には、蓄積した測量業務の強みがありました。非接触によるデータ収集を特徴としている地上型 360° 三次元レーザースキャナーやド口一ン (無人航空機) の技術ノウハウを文化財仕様に創意工夫することで可能にしました。もちろん、埋蔵文化財の発掘調査・遺物整理・保存処理・自然科学分析などの文化財事業の全般についても多くの実績があります。

発掘調査

 昔の人たちがどんな生活をしていたのか、使っていた道具(遺物)や生活の痕跡(遺構)を見つけ、それを図面や写真等を使って記録し、後世の人たちに残していきます。

整理作業

 発掘調査で出土した遺物を丁寧に洗浄し、出てきた場所や地層などを小さな文字で注記します。その後、土器をあわせて接合し、石膏で土器のない部分を補充して復元し、実測、トレースを行います。